ブログトップ

そのエメラルドを噛み砕け

umbrella.exblog.jp

2017.06.12.(Mon)

私にはうつくしい過去がたくさんある。思い出がどれも、あまりにも幸福なので、私はいつだって ””明日よりも素晴らしい今日を生きている”” という感覚で過ごしてきた。未来は過去を超えられないだろうという、根拠のない考えを、常に抱いていたのだ。

ここ数ヶ月で、過去に戻りたいと願うことがなくなった。
輝かしい過去よりも、ツラくてにくたらしい今の方がいいと、ようやく 思えるようになった。何がきっかけになっているのかは、自分でもよくわからない。

2014年6月1日、私はブログでこんな記事を書いていた。

いつだって、自分の「生きてゆける」と思う要因が、過去であることが不思議だった。

(中略)

しあわせってヤツが、とてもトクベツで、甘くて美味しい薔薇のようなものだと、思っているのだろうか、私は。
あー、何が、何が足りないんだろう。こんなに穏やかで平和なのに。悲しみなんて一粒もないのに、毎日 毎日、どうしてこんなにも、「なにかが違う」と思うんだろう。でも明日になれば、昨日までの人生は素晴らしいものだったと考えるのだ。その「昨日」に、こんなに不機嫌な「今日」が含まれている。

いいかげん、気付くべきだった。もっと早くに、気付くべきだった。私の人生は、どの瞬間も、まったく 幸福なもので在り続けていたのだと。


……なあ、この頃の自分は、何をしても、何を選んでも間違っているような気がしていたよ。誰かに「そんなことない」と言って抱きしめてほしかった。すべてがうまくいくと約束してほしかった。自分より、他人の答えの方が信じられたから。
今でも、そう感じないわけではないけれど。

私はいつだって、昨日より素晴らしい今日を生きているんだと、今なら迷いなく言える。過去は未来を超えられない、とも。
ようやく、そう思えるようになった。私は前の3月で、二十六歳になった。自分の選択を自分で信じてあげられるようになるまで、二十六年もかかった。

三十年かからなくてよかった。




[PR]
by r_unsung | 2017-06-12 20:24 | DAY
<< 2017.06.13.(Tue) 過去ログ >>